第三千曲川橋梁北陸新幹線:日本鉄道建設公団Third Chikuma River Bridge
北陸新幹線の「更植市屋代〜長野市篠ノ井」区間に架設された第三千曲川橋梁。この橋梁は、新幹線が千曲川を渡河するための橋として誕生しました。無塗装鋼材を使用した橋梁として見栄えもよく、背景の山並みに対して落ち着きのあるコントラストを与えています。
香貫大橋沼津市Kanuki Bridge
沼津市の中心市街地を東西に連絡する香貫大橋。 橋越しには富士山が望め、背後には橋のシンボルである香貫山の姿が見えるという恵まれた自然環境に位置していることから、本橋の景観設計には十分な配慮がなされています。 特に色調は環境との調和を図り、現地での色見本を使って決定しました。
多摩水道橋東京都Tama Suido Bridge
多摩川に水道管を渡すことを目的として誕生した多摩水道橋は、近年の著しい交通渋滞を解消するために旧橋上流側に2車線の橋梁として新設。 周辺の河川敷はサイクリングロード、釣り、ボート遊び等の憩いの広場であり、美しいアーチを持つ本橋が周辺エリアのランドマーク的な存在となっています。
豆焼橋埼玉県Mameyaki Bridge
機能美の粋を尽くした独特のデザインが、周囲の自然の魅力と見事に調和している豆焼橋。 構造上の特徴としては、耐震および振動変形特性を高めるためにアーチ基部を固定したことが挙げられます。 また、これはアーチ橋台の規模縮小化という、多大なメリットにもつながりました。
鹿の子大橋鹿児島県Kanoko Bridge
鹿児島県串木野市の西35kmに浮かぶ甑島諸島を結ぶ県道のうち、中島と中甑島にかかる鹿の子大橋。自然との調和を第一に考え、アーチ側面は石積模様とし、島の名物である鹿の子ゆり、めじろ、石鯛などのモニュメントが取り付けられています。橋の周囲の公園から眺める個性的な景観が話題を呼んでいます。
千葉都市モノレール栄橋横断橋千葉市Chiban Monorail Bridge
市内の慢性的な交通渋滞を解消するため、現在千葉県では都市モノレールの整備が行われています。栄橋横断橋は千葉駅より県庁へ向かう市内一番の大通りを横過し、繁華街に建設されました。都市のゲートとしてのシンボル性、人々への親しみ感、周辺環境との調和などの理由から、アーチ形式が採用されました。
雨鳴橋山梨県Amenari Bridge
雨鳴橋は、富士川水系の秋山川に架かる橋梁です。秋山川は「季の里公園」(親水公園)として整備されており、橋梁の形式は景観に優れることが要求されスレンダーで現地地形に融合するコンクリートアーチ橋が選定されました。橋名は、当地区に伝わる「雨鳴太鼓」に由来しています。又、本橋は平成9年度の農業土木学会関東支部の優秀賞を受賞しました。
伊万里港橋梁国土交通省Imari-port Bridge
伊万里港橋梁は、伊万里湾を東西に連結して地域の一体化、活性化を図り伊万里市のシンボルともなる橋として計画されました。橋梁の形式は「伊万里焼」で有名であることより、地元陶芸家を含め景観対策が練られ中路形式のアーチ橋が選ばれています。橋梁の色は日本の古い「色」から比較検討を行い「銀鼠」としています。
御影大橋石川県Mikage Bridge
金沢市の犀川に架かる御影大橋は犀川大橋とともに『金沢を代表する橋梁』の一つとして構造的にも景観的にも洗練された橋梁です。基本的形態、橋面意匠及び色彩計画は委員会を設け、審議され決定しました。また、上流側歩道は橋梁本体より分離し幅員変化のある円弧状平面形状とした構造としました。
圏央道多摩川橋日本道路公団Kenohdou Tamagawa Bridge
圏央道多摩川橋は、圏央道が、東京都の青梅市と羽村市の間を流れる多摩川を横断する箇所に計画された橋梁です。本橋はR=1000mの曲線区間に計画された上下二層の橋梁であり、上部工は経済的・構造的に優れている曲線トラス橋とし、大型形鋼を斜材に使用することにより製作コストの縮減をはかりました。また、全体構造系としては、地震時の上部工慣性力の低減を期待して免震構造を採用しました。
鹿野川湖大橋愛媛県Kanokawako Bridge
鹿野川湖大橋は、「肱川あらし」で有名な肘川の上流鹿野川湖ダムに架かる橋梁です。 国道197号と主要地方道肘川公園線を結ぶ町道瓜生大地線として計画され、観光地であることより、景観及び現地地形への融合性から中路式ローゼ橋が選定されました。 本橋は、補剛桁の端支点を固定支持することにより活荷重たわみ及び断面力の低減を図っているのが特徴です。